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ブックレット村山市の地理と歴史 第14号発売中
更新日:2024年5月27日
第14号は霊峰葉山と村山市
村山市史の内容を、写真やイラストなどを使い分かりやすく編集したブックレットシリーズ「村山市の地理と歴史」の第14号『霊峰葉山と村山市』を発売しました。
葉山が国史のうえに初めてあらわれるのは、六国史(勅撰の六つの国史)の『日本三代実録』で
「貞観12(870)年庚寅8月28日戊申、出羽国白磐神、須波神、並二従五位下ヲ授ケラレル」の記事によります。この白磐神が葉山のこと、須波神は朝日嶽のことと考えられています。
『河北町の歴史』では、須波神について尾花沢市野黒沢の「諏訪神」とし、また白磐神について、秋田県仙北郡の「白岩山」ではないかとする説もあります。
白岩山に関心を持ち、ある研修会で訪ねたこともありますが、色々な面から検討しても、寒河江市・村山市・大蔵村に跨る葉山に違いないということを、強く感じてきました。ここに暮らす人々は葉山を敬い、尊び、自然の恵みをいただき、心身ともに大きな支えとしてきました。そしてまた、巨木・奇岩・風・雨・雷とあらゆるものに神を宿したのです。
仏教伝来の年をよく「百済の仏にご参拝」と覚えたものですが、その538年に渡来した仏たちが神と融合し、神仏習合(混淆)が出来上がり、山岳信仰(自然)との結びつきで修験道が生まれました。また、わが山形にはサッカーチーム「モンテディオ山形」がありますが、これはイタリア語由来で、直訳すると「山の(モンテ)神(ディオ)」となります。しかし、イタリアにも山があり神がいたとしても、果たして“山の神”はいるでしょうか。
わかりにくい個所も多々あるかと思いますが、できるだけ解りやすいように心してしたためました。どうぞご覧ください。
執筆者は、岩野地区の大沼與右衛門さんです。
ぜひ、お買い求めください。
販売価格 税込550円
販売先 市立図書館 最上徳内記念館
販売中
問い合わせ
生涯学習課
電話:0237-55-2111 ファックス:0237-55-2155

